

出版社 講談社
出版年 2022年8月
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出版社からの商品紹介
ウクライナ・キーウの月は、わたしたちが見上げている月と同じ月。世界的作家・ロダーリの絵本を、ウクライナ救援のために緊急出版。
※この絵本の売り上げの一部は、出版社よりセーブ・ザ・チルドレンに寄付されます。
翻訳者:内田洋子さんからのメッセージ
ロダーリの作品は、イタリアの人たちが理想とする「美しい国語=きれいな心を保つ」ためのお手本的存在で、学校や家庭において幼少期から広く読み親しまれています。
この絵本はどう読むのも、どう感じるのも自由、ただ見るだけでもいいのです。
今まで知らなかったことを思うことができた、悪いことが起きてもいいことに向かうんだということを、数年後に実感できるきっかけになればと思っています。
作:ジャンニ・ロダーリ(ジャンニ・ロダーリ)
1920年生まれ、1980年没。イタリアの作家、詩人、教育者。1970年、国際アンデルセン賞を受賞。20世紀イタリアで最も重要な児童文学者、国民的作家とされている。『チポリーノの冒険』『青(あお)矢号(やごう) おもちゃの夜行列車』『うそつき国のジェルソミーノ』『空にうかんだ大きなケーキ』『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』『猫とともに去りぬ』『ランベルト男爵は二度生きる サン・ジュリオ島の奇想天外な物語』。『パパの電話を待ちながら』と『緑の髪のパオリーノ』(ともに講談社)などがある。
絵:ベアトリーチェ・アレマーニャ(ベアトリーチェ・アレマーニャ)
1973年、イタリア・ボローニャ市生まれ。イタリアのISIA(Istituto Superiore per le Industrie Artistiche)を卒業。パリ在住。
2007年、『Un lion a Paris』でボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞を受賞し、ホワイトレイブンズ(The White Ravens)に選定される。2010年には、国際ブックフェア「Salone internazionale del libro」のNational Prizeを受賞。これまでに30冊以上の児童書を手がけ、英語、韓国語、日本語、中国語、スペイン語、ドイツ語、ギリシャ語、ポルトガル語などに翻訳されている。ジャンニ・ロダーリを、「自分にとって精神的な父親」のひとりとしている。
訳:内田 洋子(ウチダ ヨウコ)
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。ジャーナリスト。
2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞・講談社エッセイ賞を同時受賞。2019年にウンベルト・アニェッリ記念 ジャーナリスト賞、2020年に金の籠賞受賞。著書に、『皿の中に、イタリア』(講談社文庫)『十二章のイタリア』(創元ライブラリ)『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(文春文庫)『デカメロン2020』(方丈社)などがある。また、ロダーリ作品『パパの電話を待ちながら』『緑の髪のパオリーノ』『クジオのさかな会計士』(すべて講談社)の翻訳を手がけている。