出版社 福音館書店
出版年 2023年2月
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出版社からの商品紹介
刺繍作家junoさんの作品はいつも、そこに物語を感じさせてくれます。麻のガウンに施されたミモザの花は、日差しをいっぱいにあびて咲きほこる春の日の風景を。お財布の子ヤギは、かけまわるのが楽しくて仕方ない元気な子。母さんヤギから離れて、どこまでも草のうえをかけていってしまいそうです。黒のワンピースの燕は、夜空を飛んでいるよう。羽をいっぱいに広げどこへ向かっているのでしょう。希望に満ちているようにも見えるし、哀しみに耐えているようにも思えます。燕が飛んだあとに広がる銀河は、連綿とつづいていく時と生命を思い起こさせます。
そんな刺繍作家junoさんが作る絵本を、ぜひ見てみたいと思いました。
糸と針で生み出されるjunoさんの世界をどうぞおたのしみください。
1匹の子やぎが散歩に出かけると、ちょうちょがついてきました。とっとことっとこ走り出した子やぎは、切り株を見つけると「ぴょん」と飛び越えます。「じょうず」とちょうちょにほめられた子やぎは嬉しそう。ふたたび、とっとことっとこ走り出すと、今度は大きな石。また「ぴょーん」と飛び越えます。するとハリネズミが「すごい」とほめてくれます。ふわふわの毛並みの子やぎや、色とりどりの植物を、刺繍で表現した絵本です。
著者について
juno
刺繍作家。心揺さぶられる美しいもの、ときめくものを刺繍した洋服や小物を製作している。ショップでの委託販売や作品の展示を中心に活動。著作に『junoの刺繍ノート 刺繍で描く植物と動物と物語』(グラフィック社)がある。絵本は本作がはじめて。